同じ“努力”でも「成果を生む」ものと「生まないもの」そこにはどんな違いがあるのか?
成功者の伝記などを読んでいると、ある時期に徹底的に頑張っている時期が必ずあります。ビジネスでも、芸術でも、あるいはスポーツの世界でも、圧倒的な練習を行った時期がある人は、飛び抜けた素晴らしい成果を残しています。
激動の時代を生きている誰もが、成長するために勉強や練習が必要です。IT技術の進化によって、企業に頼らなくとも個人の力で勝負できる時代がきた今こそ、コンフォートゾーンを突き破る「限界的練習」の力の意味を理解して、2018年は効率的、最短距離で目的を達成する方法を身につけてみませんか?
生まれつきの才能などない
何かスゴイ成果を出した人がテレビや雑誌などで特集されていると、つい「あの人は、生まれつき特別な才能があったのだろう」と思ってしまうことがありますよね。しかし、優れた現代の科学知識を駆使しても、「トッププレーヤーに共通の遺伝的特徴」は一つも見つかっていません。意外かもしれませんが、生まれつきの才能があるという証拠は何処にもないのです。
では、平凡な人と一流の人の差は何なのでしょうか?答えは、練習時間の差。一流と呼ばれる人ほど長く練習していることがわかっています。
ある音楽学校で18歳になるまでの練習時間の合計を調査した所、教員コースに入る学生は3420時間、Aランクの学生は5301時間、そして一番難易度の高いSランクの学生は7410時間もの練習を積んでいたという結果がでました。ビジネスの世界でも、ものすごい成果を出している人ほど四六時中ビジネスのことを考えて行動しています。能力の差は、才能というより関与している時間の差と言い換えることができるのです。
「限界的練習」の力とは?
練習と言っても、ただ闇雲に練習しているだけでは能力は伸びません。プロのスポーツ選手がコーチの導きによって伸びるように、正しい練習を積み重ねる必要があります。
30年以上にわたる研究の集大成として発表された「超一流になるには才能か努力か?」によると、能力値を高める正しい練習・「限界的練習」には4つのポイントがあると紹介されています。
①具体的な目標がある
②集中して行う
③フィードバックする
④居心地よい領域(コンフォートゾーン)から飛び出す
より詳しく「限界的練習」を理解したい方に下記書籍をオススメします。
『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン
PDCAサイクルに似ていますよね。特徴的なのは、「④居心地よい領域(コンフォートゾーン)から飛び出す」という点でしょう。それまでできなかったことにあえて挑戦することで、限界を突破し目覚ましい結果を残すことができるのです。心理的には苦しいですが、できるようになった後の達成感はひとしおです。
ちなみに私も、価値観が狭かった頃、なぜ老舗企業が新事業への参入に力を入れているのかよくわかっていませんでした。今ではよくわかります。同じところに居続けたのでは衰退するだけです。限界を突破しないとより大きな成果は掴めません。
『ベーシックインカム』が挑戦を後押し
AIの発展に伴って従来型の雇用が奪われるAI失業時代がすぐそこまできています。救世主として注目されているのがベーシックインカムです。導入されれば、ただ労働するだけの仕事は人間の手を離れ、限界的練習に当てられる時間をさらに確保することができるでしょう。これは時間という資源を手に入れて成長するチャンスです。
今世界が注目している「ベーシックインカムとは?」AIによって仕事が奪われる時代の処方箋
ベーシックインカムの実現に関しては、賛否両論ありますが、これまでと同じ働き方をしていては、AI化によって未来が先細りすることは目に見えています。限界的練習を活用し、人生の可能性を切り拓いく為にも、自分の働き方やビジネスで活かすならどのように使うことができるか、考える余地は多分にあります。
限界的練習の力は何歳からでも活かせる
人間の能力はいくらでも伸ばすことができるものです。限界的練習の力は何歳からでも活かせます。不確定な時代に充実感を持って生きる為にも、コンフォートゾーンを抜け出してより広い新しい世界を見る事で、また新たな目標、筋道が見えてきます。
「当時は想像もしていなかった事が現実に」などよく聞くフレーズがありますよね。これこそまさにコンフォートゾーンを超えた先に、新たな景色を発見した状況です。
「働き方改革!」価値観大転換時代に知っておきたい『多動力』のすすめ
2018年は色々な社会システムが限界をむかえて崩壊する歴史的な年になるかもしれません。2017年ですら時代と合わなくなって様々な仕組みが悲鳴を上げていました。
「こちら側」に残るか、価値観を切り替えて「あちら側」に飛び乗るかが運命の分かれ道。自戒も込めて覚悟が必要な時期が今この瞬間です。2018年も様々な角度から「Leverage-Share」は価値ある情報をお届けして参ります。
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LeverageShare編集部
これからは「個人」と「会社」が共に輝き成長する時代です。
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