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激変する時代に『PDCAサイクルは通用しない!』革新的なアイディアを生み出し続ける方法




「アイデア発想のコツは最初から完璧なモノやコトを目指さない。」


「時代が急速に変化していて、いままでと同じやり方では上手くいかないと感じている。」
もしあなたがそう感じているとしたら、それは気のせいではありません。


そんな時代に革新的なアイディアを生み出し、成功し続けるためにはどうすればいいのか?今回のテーマはその背景と具体策にフォーカスしお伝えします。

今やっている事が果たしてゴールに直結する仕事なのか?
最近では「ゾンビタスク」など揶揄する言葉も聞こえてきます。無駄だと思う作業は極力削減したいですよね。

働き方改革の意味を履き違えているのでは?


各企業では残業時間の削減を進めていますが、うまくいっていないところが多いようです。その最大の要因は「生産性」というものに対する根本的な誤解です。

34ヵ国で構成されるOECD(経済協力開発機構)加盟国の2013年の労働生産性を見ると、日本の労働生産性はOECD加盟国34ヵ国中第21位。先進国では19年連続の最下位・・・。

そもそもPDCAサイクルはある程度「正解」が見えている領域で使うと威力を発揮するもの。ただ先行き不透明な時代では、機能不全に陥る負の反復作用があります。

今求められていることは、決まった課題を解くことではなく解くべき解を探す力。すなわち「デザイン思考」そのものです。今回は、PDCAサイクルの限界からデザイン思考の有効性まで幅広くご紹介します。難しく聞こえるかもしれませんが、身近なビジネスに役立つことです。是非、立ち止まって考えてみてください。

PDCAサイクルの限界


世界的な企業の本社が数多くあるアメリカのシリコンバレー。イノベーションの聖地と呼ばれ、世界各国の優秀な人材が凌ぎを削っています。しかし最近、シリコンバレーで日本企業は嫌われているという噂があリます。

その原因は、意思決定の遅さ。シリコンバレーにあるベンチャー企業と組むには、刻一刻と変わる世界のビジネス事情に合わせてすぐに行動する力が必要不可欠です。

ところが日本企業は、すぐに決められそうな案件も本社に稟議書を回して時間をかけて決断するなど、実行するまでに数々の段階を踏むという有り様。

デジタルの進化によって時間がたてばたつほどビジネスの状況は変わってきますよね。それでもすぐジャッジができない縦型社会。この時点で変化激しい時代のスタンスとしてはアウトです。

PDCAは一つの効果的な手法ですが、向き不向きがあります。冒頭でも述べましたが、すでに正解がある程度わかっている分野に使えば、より生産性を高めることが可能です。しかし、まだ正解がわからない中、ベストプラクティスを生み出す環境下では効果を発揮しません!

 まずやってみることの重要性

新しいビジネスをはじめるなら、まずやってみる事が大切です。その上でCとAを繰り返しながら、やっとPが見えて来るのではないでしょうか?新しい付加価値が求められている時代、一歩先行くには、まずやってみる、やった事の可能性を追求する。この精神が最重要。

今はロジカルシンキングよりもデザイン思考


新しい事業を成功させたいのなら潜在的なニーズを探し出す必要があります。潜在的なニーズを探したいなら、デザイン思考が有効です。これまで合理的な判断基準を持つ為に、ロジカルシンキングが重要と考えられてきました。確かに根拠を明確にして打ち出す戦略は有効です。しかしまだ正解の見えない新しい領域に根拠など存在しません。

「潜在ニーズを掘り起こす!」この発想に「デザイン思考」は最大限効果を発揮します。

あるべき姿が明確であれば、やり方など無限にあります。それこそ正攻法では誰もが気付き、追随されてしまいまいます。シームレスで多様な可能性を模索しながら、絞り込み、実行する。デザイン思考とは、デザイナー特有のものではなく、新しいビジネスに挑戦したい全ての人や企業に有効な考え方。

デザイン思考を支えるマインドとプロセス


1.常にユーザ視点

「ユーザーが本当に悩んでいることは何か」「どのように解決するか」「なぜ必要なのか」「ユーザーが価値を感じるポイントはどこなのか」常にユーザー視点でプロセスを進める。

2. コミュニケーションを重視する

チームメンバーやユーザーなど、人同士のコミュニケーションを活発にしながら進める。アウトプットのクオリティはコミュニケーション量に比例する、と言われています。些細な議論もオープンに交わすことで、フラットに意見しやすい環境の構築が必要。

3. まずは行動する

最初から完璧な状態のモノやコトを目指す必要はありません。答えを知っているのはチームメンバーではなく、ユーザーですから。そのため、ユーザーに知ってもらう、触ってもらうことが重要です。そこから検証・改善を繰り返すことで、最終的にユーザビリティーの高いアウトプットを出す事ができます。

 1つのアイデアに縛られない

初期段階からアイデアを固めてしまうと軌道修正ができにくくなります。ユーザーの行動や要望は時代と共に移るので、ビジネスサイドは常に多様性のあるアイデアを持つ必要があります。まずは多種多様なアイデアを発散し、仮説検証によって徐々に収束させればよいのです。

キーワードは「常に学び続ける姿勢」


自分から情報を集め、自分で考え、仲間とともに問題に取り組み、世の中に新しい価値を生み出していく。そういった人材、企業が総じて成果をあげています。何より自分で考えて動く事って楽しいじゃないですか?妄想してなんぼです。僕は相反して、指示された事に従って行動する事は苦痛この上ない・・・。

「結果」はプロセスの延長。大事なのは明確なビジョンに対する最適な「手段」。そしてそれを共通認識として実践する「行動指針」の必要性。これからの時代をリードしていく方々には是非、考えるだけではなく、思い切って行動してもらいたい限りです。
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LeverageShare編集部

これからは「個人」と「会社」が共に輝き成長する時代です。 「Leverage Share」はシェアする時代の新しい仕事づくりを支援します。 奪い合うのではなくて分かち合う、そんなきっかけとなる記事を投稿していきます。

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