
アフリカのことわざに、「一人だと速くいける、一緒だと遠くへいける」という言葉があります。ビジネスを大きくしたり、新しいことをしようと考えた際、パートナーの存在は重要なポイントです。突き抜ける成果を出す為には、戦略的なパートナー選びが大切!選び方の重要ポイントを見ていきましょう。
戦略的なパートナー選びは飛躍の鍵
少し前の『BUSINESS INSIDER JAPAN』に面白い記事が掲載されました。
https://www.businessinsider.jp/post-107784
最年少21歳でコンサル会社「デロイト」のマネジャーに就任した西尾素己さんという方を取材した記事です。西尾さんの経歴は異例ずくめであり、高専を中退した後ヤフーなどを渡り歩いてデロイトにたどり着きます。偶然ではなく、転職エージェントを分析して効果的に活用し、戦略的にキャリアを築き上げている点が印象的です。
世の中には様々な技能を持った人がいます。自分が今、必要としている技能を備えた人と組むことができれば、1人では到達できないレベルの成果をあげることが可能です。
個人と個人がつながって価値を創る時代

昨今はランサーズやクラウドワークスなどのマッチングサービスが一般的となっています。転職に限らず、例えばプロジェクト毎にチームを結成して、柔軟に仕事をすることもできる時代です。
戦略的なパートナー選びの為には、自分の強みを明確に言葉にし、伝えていく必要があります。成功までの地図を描くのは自分。パートナーが目指すべき道があるのであれば、その手伝いができる人です。パートナーは道具ではありません。お互いWIN-WINの関係であることが大前提です。
私自身も経験がありますが、1度仕事をした人と、時を経て再び仕事をする機会に恵まれることも多々あります。インターネットが発達したことにより、企業を介さなくとも直接、力ある個人と協業することができる仕組みが整っきています。
WIN-WINの関係で仕事をすることは、巡り巡って自分の視野や過去の古い常識を変えてくれます。パートナーの力を活かしお互いの強みでシナジーを生む出す能力がある人は、今後ますます成功すべき価値や環境を手にすることができます!
過去の延長ではなく未来から逆算する
大きくヒットするビジネスは、過去に前例がないことが多いですよね。ビジネスにおいて大事なことは、過去から未来を思い描くことよりも、到達したい未来から逆算して今、行う必要がある行動を割り出し実践することと言えます。
例えば先にご紹介した西尾さんのキャリアは、過去の事例から思い描く方法では築き上げることはできません。自分のなりたい未来像を考え、逆算する思考方法が求められます。なお、未来から考える思考法を行う時には、時に身近な人から意図的に距離をおくことが大事です。
身近な人のアドバイスは障壁になることもあります。あなたのビジネスプランに対して、良かれと思って「そんなことできるわけない」と告げる人がいるならば、残念ですがその人とは少なくともビジネス上では距離を置いたほうが良いでしょう。
自分の目指す明確な未来像を思い描いたなら、その実現の為に自分が求めているスキルを有した人材をパートナーとして迎えましょう。実力は冷静に見極めることがポイントです。
また、自分とは異なる背景を持つ人を選ぶことができれば、新たな可能性の幅が広がります。自分と似た人の場合、気は合うかもしれませんが、相乗効果は期待できません。自分と全く違う価値観の人を「面白い」と感じられるくらいの度量を持てれば最高ですね。価値観が違うことは、その人の理解や別視点の考え方を持つ最短距離のつながり効果です。
一人では到底思いつかなったアイデアは別角度からつながって化学反応を起こし、新しいビジネスをが生まれることはよく起こり得ます。
ただしその前提は、自分の実力が相手にとって価値あるもでであることが重要です。自分に実力がなければ、そもそもパートナーのメリットにはなりません。名ばかりのパートナーシップを組んだとしても、それは単なるお金だけのつながりに終始して価値想像には結びつきません。
その為にも、自分を磨く努力を怠ってはいけません!
ビジネスの本質は人がいて成り立ちます。その人が困っているから、楽しみたいから、その対価としてお金を支払うのがビジネスです。決して本末転倒にならないように、本質を常に意識して行動することができれば、周りの助けを得られながら、そのビジネスは成長します。
どの業界においても、多様化、複雑化する時代に社内の人材だけでは視野が狭くなり、突き抜けるアイデアや価値は生まれません。必要な時に、必要な事を外部のプロと連携する。企業にそんな新たな文化、常識が生まれたら「見えない価値・ノウハウ」によって間違いなく、新たな「着眼点」を得て新たな可能性を築くことが可能です。
まとめ
ビジネスをする上で、まずは1人である程度「強み」となる実力をつけることが必要です。その上で、さらに大きな飛躍を求めるなら能力があって信頼できるパートナーと組んでみましょう。これからは、パートナーを選ぶ力も、ビジネスにおいて有力なスキル、武器になるのですから。
弊社も「レバレッジ・パートナー」という背景の違うプロが集まる環境があるからこそ、今のビジネスがあります。義務とか指示ではなくお互いの価値観をぶつけあって何かが生まれる瞬間は、何事にも変えられない財産であると常々感じています。

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