場所を選ばない。時間を選ばない。だから働き方は自分で決める!
これからのフリーランスは、ただ自由であるということだけでなく「自分で働き方を選択すること」そして「自分の未来を自分で決めるための働き方」として、魅力に満ちた職業として認知されはじめています。
ランサーズが3月に発表した調査によると、日本でフリーランスとして働いている人は2016年(1064万人)から2017年(1122万人)にかけて5%増加し、労働人口の17%を占めている。
また経済規模も18.5兆円となり、前年度より15%増加している。仕事に対する満足度を聞くと「自由である」と回答した人が83%で、ノンフリーランス(45%)を38ポイント上回っている。理由としては「自分の能力を生かせている」(54%)、「収入が増えた」(32%)、「ワークライフバランスが良くなった」(28%)などが挙がっている。
その一方で、障壁として「収入がなかなか安定しない」(45%)、「社会的信用を得るのが難しい」(17%)、「仕事がなかなか見つからない」(15%)などという声が寄せられています。
「ひとりブラック企業化」しない方法論や仕組みの必要性
だからこそ、仕事をがんばりすぎてしまい、裁量権が自分にあることが裏目に出てしまう場合もあるります。フリーランスが今後も増え続けるとすると、「ひとりブラック企業化」しない方法論や仕組みが今後より重要になってくるはずです。
フリーランスにとって体は資本。万が一体調を崩してしまった場合、会社のように誰かが代わりに仕事をしたり、給料を保証してくれるわけではありません。でも、どんなに気をつけていても時には具合が悪くなってしまうこともありますよね。
いざという時に助けてくれるのが健康保険です。フリーランスの場合は、健康保険の加入は必要なのか?また、よりお得に利用できる方法はないのかなど、詳しくご紹介します。
また、2017年9月に誕生した国内初のフリーランスを対象にした保険についても解説してみました。
フリーランスは健康保険に加入する?
健康保険に加入すると、毎月保険料を徴収されます。フリーランスにとって毎月の保険料が負担になってしまうことは多いです。特に収入が安定していない時期は、「いっそ実費で病院にかかった方がおトクなのでは?」と考えてしまうこともあります。
しかし、日本の健康保険制度は強制加入。フリーランスであっても入る必要があります。もし、滞納を続けてしまうと、「短期保険証」に切り替わり、最悪保険証が没収されてしまうので注意が必要です。健康保険への加入は必須です。
負担を減らすには?
健康保険に入るにしても、できるだけ負担を減らす方法はないのでしょうか?実は、3つの対策方法があります。
1つ目は、「文芸美術国民健康保険組合」に加入する方法です。フリーランスの場合、国民健康保険を利用していることと思いますが、文芸や美術などの著作活動に従事していて組合加盟団体していれば文芸美術国民健康保険組合に入れる場合があります。文芸美術国民健康保険組合は、保険料は一律月額16,900円なので、人によってはお得になる可能性が高いです。
2つ目として、社会保険に加入している家族の扶養家族になる手法も存在します。特に所得が低い駆け出しの頃は、保険料の負担がなくなるので有効です。
3つ目は、フリーランスの前に会社員であった人が対象です。退職した時に、前会社の社会保険を「任意継続」するやり方が選択できます。2年間という条件付きですが、国民健康保険の保険料は前年度の所得によって決まるので、負担が大きくなる懸念がある人は会社と相談してみると良いでしょう。
予防が肝心!注目のフリーランスの保険
健康保険の負担をなるべく軽減する方法をご紹介しましたが、一番肝心なのは、健康を維持することです。会社員であれば福利厚生がありますが、フリーランスですと福利厚生は期待できません。ただし、2017年9月に登場したフリーランス協会の保険「ベネフィットプラン」に加入すると、健康診断などの優待利用ができるようになります。体が資本のフリーランスにとっては、便利性が高い保険です。しかも、年会費は1万円とリーズナブルな価格を実現しています。
終身雇用が崩壊した現代において、フリーランスで働く人は増加傾向です。アメリカでは3人に1人、日本でも10人に1人がフリーランスとして働いているという調査結果もあります。しかし、自由度が高いメリットはあるものの、サポート面では不足があることも事実です。体を壊してしまった時、生活の基盤がなくなってしまう可能性が高いというリスクもあります。
フリーランス協会の保険は、フリーランスが増加する世情の新しいサポート策として要注目です。
まとめ
日本国内では、健康保険は強制加入。フリーランスも加入する必要があります。なるべく保険料の負担を軽減する方法は3点。近年ではフリーランス協会の保険のように、福利厚生でサポートしてくれる新しいタイプの保険も登場しています。
今後も多様な働き方に対して、新たな支援プログラムが誕生することは必至です。新たな情報を得ることで、活き活きとしたフリーランス活動を展開できるよう発信していきます。
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LeverageShare編集部
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