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これから起こる深刻な格差社会の元凶は「情報リテラシーによる格差」




個人がつながりの中で活躍する時代に必要な資質とは?


前回の記事で、『今世界が注目している「ベーシックインカム」とは?」AIによって仕事が奪われる時代の処方箋』というタイトルで、個人がつながりの中で活躍する時代が今であり、これからますますそのニーズは高まる。という内容をお伝えしました。

今回は、そもそも「格差社会」の原因は何か?今後どうなっていくのか?打開策としてはどのような試みが実施されているのか?時代の変化をいち早く掴む為にも、現在の実態などをまとめていきたいと思います。

余談ですが、この「Why」なぜ?の先には、必ず原因があり、結果をもたらしています。「Why」を掘り下げる事は、掘り下げた底辺、根っこの部分と思いもよらない結びつき、繋がりを持っていることがあります。それに気づいた時、新たな景色を見れた時の感動は結構病みつきになります!

そんなこんなで、話を本題に戻しますね。

深刻化する格差社会!原因の追求は困難ではない


格差社会は、現実問題として既に様々な事例が確認されています。1970年代は「一億総中流の時代」と呼ばれていましたが、資本主義の限界が徐々に明るみにでるようになり、2013 年に経済学者トマ・ピケティ氏が著書「21 世紀の資本」の中で格差社会への警鐘を鳴らした頃には、格差社会は現実問題として世界的に認識されるようになりました。

事実、日本の貧困率はわずか30年で4%も増加しています。格差社会の事例が豊富にある以上、過去に遡って原因を見つけることは極論を言えば難しいことではないでしょう。「なぜ起こったのか?」「なぜ、その問題が発生しているのか?」と原因を追求すれば何かしらかの論理的な説明をつけやすいのです。

ただし、ただ原因を見つけただけでは不十分と言えます。大切なのは、特定した原因から解決策を導き出して改善に役立てていくことにあるのですから。

格差社会を打開する試み


格差社会の打開策の中でも特に注目度が高いものが、先にもお伝えした「ベーシックインカム」という新たな制度です。改めてベーシックインカムとは、簡単に言うと政府が国民の生活を金銭面で最低限保障する仕組みのことをさします。

生活の為に働く必要がなくなることから、人々の新しい可能性が開けるのではないかと期待されている制度です。「え、では働かなくてもいいじゃないか」という人がいるかもしれませんが、これは格差社会と同じく勢いを増しているAIの普及への対策も含まれているので、都合よく解釈してしまうと、貴重な機会を棒に振ることになってしまいます。

現在人間が行っている仕事の45%はほぼ確実に自動化できるとされています。ただ機械的に働くだけの仕事は、AIに置き換わる可能性が濃厚です。仕事が大きく変わる以上、これまでにない社会の仕組みを作ることは、もはや必要不可欠な時代の流れではないでしょうか?

まだ賛否両論ありますが、ベーシックインカムを導入してして、人間は機械に出来ない、より創造性の高い仕事に集中する事で、人間とAIが互いに補完しあう存在となれるのであれば、それは何よりベストな状態です。

格差社会を乗り切るには個人がスキルを磨くことが重要


インターネットが浸透したこともあって、情報リテラシーによる格差の拡大も問題視されていますね。これから格差社会を乗り切るには、1人1人がより創造性の高い仕事を行うスキルを磨くことが大切です。

例えば、士業のあり方も大きく変わります。単純な会計業務は会計ソフトが行い、税理士や会計士に求められるスキルは、経営者とソフトなつながりを持ち、「管理から創造へ」つながりの変化が重要視されるようになるでしょう。既存の仕事で「効率、コスト、管理」などの仕事はAIが代替する時代はもうすぐそこまで近づいています。

貧困層と富裕層とに二極化した格差社会。本来、格差問題を解決したい人が目先の生活に追われて、未来の姿を実感できていません。「見てない、経験したことがない」こんな発想からは新たな行動は生まれませんね。

何を言いたいかというと、格差社会は今後「情報分野の格差」が大きな肝になります。理解、行動できた人は、その享受を受けることができるでしょう。しかし、時代に浸透してから気づいたところで既に大きな格差が生まれています。

これは、ダブルの格差となって、這い上がることさえできなくなる可能性を危惧しています。


ベーシックインカムのメリット・デメリットを正しく把握し、今までにない新しいアクションを社会が行っていくことも大事ですが、同時に個人が格差社会の現実を理解し、AI社会でも必要とされる能力を今から磨いておくことは本当に大事なポイントとなりえます。

まとめ


かつて産業革命によって、農業を中心とした労働集約的な社会は終わりを迎えました。その当時、農業に従事していた人からすれば、時代の変化を前向きに受け入れたか、後ろ向きに受け取ったかによって明暗がわかれました。現代もまた、時代の大きな転換期を迎えています。変化を拒絶するのではなく活かしていくことができれば、むしろAIの浸透もベーシックインカムの導入も追い風にすることができるはずです。
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LeverageShare編集部

これからは「個人」と「会社」が共に輝き成長する時代です。 「Leverage Share」はシェアする時代の新しい仕事づくりを支援します。 奪い合うのではなくて分かち合う、そんなきっかけとなる記事を投稿していきます。

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