どんなに優れた人物だって自信が持てないことは少なからず持っています。営業が得意でも事務仕事は苦手、立派な資料は作れるけど、実際にプレゼンするのは避けたい…などなど、仕事においてももちろん、趣味や日常生活の中の些細な事だってそうです。苦手なことをしなければいけないとき、その結果があまり良くなかったとき、あなたはどう向き合っていますか?
「あの人のほうが自分より劣っているから、まだ大丈夫!」なんて思っていませんか。それではいつまでたっても成長することはできません。ではどうすればいいのでしょうか。
心のベクトルを自分に向けることが重要
人は弱い生き物です。自分が弱いなと感じると、どうしても自分よりさらに弱い人を探し、自分のほうが優れていると比較してしまいます。そうすることで傷つくのを避け、心を保とうとするのです。
しかし、一時的に心が軽くなったとしても、他人との比較では自分の成長にはまったくつながりません。むしろ、人を傷つけることにもなり、結局のところマイナスな気持ちや負の感情しか生まれません・・・。
人がわかってくれなくても、自分がわかっていればそれでいいじゃない
自分が弱いと感じたとき、人との比較ではなく自分と向き合うことに専念してみてください。己と向き合い、己を理解し、自分なりに消化してみてください。どこが悪かったのか、次どうしたらいいのか、自然と頭の中で考えられるようになります。
そして過去に同じようなことがなかったのか探ってみてください。実は過去の出来事や思考はとても役立つもので、何らかのヒントをくれるはずです。常日頃から自分の考えや行動を頭の中で整理しておくと、ヒントを得る時間も早くなります。
初めは難しいかもれません。そんな時は尊敬する人が発した言葉を思い出してみてください。たとえば、坂本龍馬が遺した言葉のなかでもっとも有名な句「世の人は我を何とも言わば言え 我が為すことは我のみぞ知る」。つまり「人がわかってくれなくても、自分がわかっていればそれでいいのだ」ということ。
仕事でうまくいかなかったとき、心のどこかで人の評価を気にしてしまい、くよくよ悩むことはよくあることです。そんな時にこの言葉を思い出せたら、とても心強いですよね。同時に、他人に向けそうになるベクトルを自分へと戻してくれる魔法の言葉でもあります。自分を見つめ、再出発するやる気を引き出してくれます。
まとめ
自分が成長するためには、比較する対象を自分に向けることが重要。それを助けてくれるのは尊敬する人の言葉と、自分の過去の出来事や思考です。尊敬する人を見つけ、日々の生活の中で常にアンテナを張り巡らせることが必要ですね。
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LeverageShare編集部
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