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「努力してもむくわれない人」に共通する考え方。報われない理由とは?




大して努力しなくても勝てる場所で、誰よりも努力をする


もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう。
By エイブラハム・リンカーン

この「名言」常に意識している大好きな一節です。
直訳すると、切れの悪い斧を振るい続けてへとへとになるよりは、斧を研ぐのに時間が掛かっても、切れが良くなった斧で木を切り倒した方が、結局早く倒せるという事。

「とりあえず、やってみる」「やって見なければわからないから」この意識自体は素晴らしい事だと思います。行動せずに結果など出ませんからね。しかし、一歩引いて考えてみてください。

なぜ木を切り倒す時間が6時間あって4時間も斧を研ぐ必要があるのでしょうか?
その答えは「準備”が大切である」からです。準備は何に対しても大切なものですよね。


準備をしている段階は飛び上がるために力を貯めている状態です。しかし一見して、物事が進んでいない様に見えることもあります。体を動かしていれば、仕事をした気になってしまうものですが、効率よく目標を達するためには、そのための能力を高めておく準備期間、目的を成し遂げるやり方を考える方が大事です。


リスク覚悟で、その行動が失敗したとして、そこから学べる事が多々あったなら収穫です。しかし何も準備をしないでいい結果がでなかったと悔やむのはおかしいと思います。悔やむべき本質は、準備をしっかりしなかったことではないでしょうか?

過剰な完璧主義は仕事に悪影響?


又、完璧主義は厄介な資質です。皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?
「何事もキチンと頑張る」「細部までこだわっている」「自分に厳しい」など、それぞれイメージがあると思います。一見すると、悪いことではないように見えますよね?


確かに、完璧主義にもメリットはあります。ただ、ビジネスを想定した場合、過剰な完璧主義は時には非効率を生む元凶となるなるケースが多々存在します。

職人のように自分の理想をストイックに追求することが求められる仕事ならともかく、変化激しい時代に求められるビジネスパーソンの資質とは、何か1つの仕事に没頭するよりも、次々発生する大量の仕事を見極めて、柔軟な対応ができる事にあります。

「時は金なり!」限られた時間の中で、常に優先順位を組み変えて成果を出していくことこそが重要であり、必ずしも完璧主義が美徳とされるわけではありません。仕事で結果を出していくなら、むしろ力の入れどころと抜きどころを見極め、無駄な努力を極力減らして効率よく仕事をこなしていくスキルが必要です。

上手に手を抜く人がうまくいく理由


一口に仕事と言っても、全ての仕事が重要なわけではありません。一般的に8割は定型業務であり、本当に重要な仕事は全体の2割程度と言われています。上手に手を抜く人は、仕事の重要度を的確に読み取る能力に優れており、8割の仕事に割く時間や労力を極力減らし、大事な2割に注力しています。

その為、同じ時間があっても、最小限の時間でより価値のある結果を出す傾向があります。創意工夫し、時間を節約して結果を生み出してくれるので、当然評価も高くなります。

対して完璧主義の人は、雑事まで含めた全ての仕事に全力投球してしまいがちです。頑張ること自体に価値を見出しており、本来一番大切な結果を出すことが二の次になっています。頑張ったらある程度の結果が出るのは当たり前です。実際は、頑張らないで結果が出るならそれに越したことはありません。

仕事で結果を出したいなら、効率や生産性を高めることにこそ意識を向けるべきです。日々の雑事は、できるだけ手を抜くように工夫して、価値の高い仕事にこそ集中することが自分にとっても会社にとっても双方メリットとなるのは明白です。

AI化の波が到来している激動の現在を踏まえると、悠長に構えている時間などはありません。機械や他者に代替さらにくい、オリジナリティーの高い仕事をする為にも、力の抜きどころ、自分のキャパを理解することが必要なスキルであるとお伝えしたい。

結果を出すまで淡々と努力する


上手に手を抜く人は、頑張ることそのものよりも結果を出すことに力を入れています。ただし、大きな成果を出すにはそれなりの時間と忍耐が必要です。SoftBankの孫正義さんの実弟である孫泰蔵さんは、「がっかりタイムを乗り切る」と表現しています。孫泰蔵さんはガンホーを創業し「パズル&ドラゴン(パズドラ)」をヒットさせた実力者ですが、パズドラをヒットさせるまでに長い年月がかかっていることはあまり知られていません。

完璧主義の人は、二者択一の思考になりがちで、1日を「できた」「できなかった」で判断する傾向があります。特に大きな成果を結果を出そうと思った場合、これではほとんどが「できなかった」日になってしまい、どんどんモチベーションが低下してしまうでしょう。

上手に力を抜く人は、二者択一ではなく、昨日より1ミリでも成長できたかどうかを主眼に、がっかりタイムも淡々と努力します。苦しい時期を淡々と乗り切れた人ほど、後に圧倒的な結果を生み出すことができるのです。なんでもいいから小さな習慣を作り出すことが後々、大きな成果や自らの成長に繋がります。

まとめ


これまでの価値観や意識の持つ方で、知らず知らずに非効率な状況を作り出してしまっていることはよくあります。より少ない時間で圧倒的な結果を出すためにも、上手に手を抜くスキルを得ることはこれから大いに役立つはずです。ルーティーン作業を自ら減らし、より間口を広げた付加価値を生み出す時間。そんな機会を意識しながら行動することで、新たな気づきや景色が見えてきます。

これくらいでいいだろう。周りも同じだからなどと考えず、会社にいながらも自らの価値を磨き、コツコツと準備したからこそ結果に繋がる。そんな発想と行動を自らに課しすことで、持続的な向上心を持ち続けられるように必ずなります!
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LeverageShare編集部

これからは「個人」と「会社」が共に輝き成長する時代です。 「Leverage Share」はシェアする時代の新しい仕事づくりを支援します。 奪い合うのではなくて分かち合う、そんなきっかけとなる記事を投稿していきます。

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