情報の無料化が進む昨今。コンテンツで差別化を図ることは難しくなっています。これからの時代は、コンテンツやノウハウそのものの価値よりも、オリジナルストーリーを生み出せる力の重要性が増していくでしょう。詳しくまとめてみました。
情報の無料化が進むネット社会
少し前に、キングコングの西野さんが絵本を無料公開して話題を集めました。賛否両論ありましたが、情報の無料化が進行している現代社会を、象徴するような出来事だったと言えます。
お金を払わないと価値ある情報は手に入らないという社会は、もはや終わりを迎えているでしょう。価値ある情報でも無料で提供するオープンな社会が、到来しつつあります。それとともに、コンテンツやノウハウ、つまり商品そのもので差別化を図ることは難しくなってきているのです。
差別化ではなく独自化
いいものを作れば売れるという考え方はもはや古いでしょう。どんなにいい商品・魅力的なサービスを作っても、ちょっと探せば似たような商品やサービスはゴマンとあります。差があったとしても、ユーザーはほとんど気にしません。どれも質が高い故に、差がわからなくなっているのです。加えて無料化も進んでいます。日本国内に限らず世界的な動きですので、無料化に抵抗しても無駄でしょう。重要なのは、無料化が進む中で、いかに繁栄していくかではないでしょうか。
インターネットが普及し、資本主義に取って代わって「つながりの経済」が浸透しています。365日24時間、インターネットを通じて世界中の人と繋がっている社会で経済活動を展開するのです。もちろん商品の購入もいつでもほぼ誰からもできます。
どこからでも買える中で、なぜあなたのところから買うのか?その独自の価値があるかどうかがキーポイントです。差別化ではなく独自化に成功したものなら、無料化の中でも輝く本当の価値を有していると言えます。
オリジナルストーリーが成功の鍵
独自の魅力を伝える上で役に立つのがオリジナルストーリーでしょう。情報が溢れかえっている現代では、人は何を信用していいのかわからなくなっています。それ故に、人とのつながりがビジネスの中心になります。濃密なつながりも有効ですが、SNSを通じたゆるやかなつながりも意味を持ちます。誰から買っても良いとなれば、知らない人よりも知っている人から買いたいと考えることが自然です。
SNSは一度発信すれば世界中の人にあなたの声を届けることができます。あなたならではの意見や考え方などを相手が良いと感じてくれたなら、どんどん人とゆるやかなつながりが生み出されていくでしょう。商品やサービスそのものよりも、あなたというフィルターを通して発信された情報に価値が生まれ、独自性が際立ちます。
「売れる商品」はもはやありません。「売れる売り方」があるだけです。その売れる売り方を作るのが「オリジナルストーリー」と言えます。オリジナルストーリーを生み出す力は、現代社会での成功に必須の力でしょう。
オリジナルストーリーを生み出す力
オリジナルストーリーと聞くと難しく思えてしまうかもしれませんが、誰にでも個性があります。あなたならではのオリジナルの声を、相手に響くように発信する力を身につけていけば良いのです。発信は誰でも出来ますが、誰でもできることを誰も真似出来ないレベルでできるようになれば、自ずと結果がついてきます。
個人であれば、最初は好きなことを発信することから始めてみる手法が効果的です。好きなことなら、発信も苦ではなくなります。詳しくなくて良いのです。ただ好きということからスタートしてみると、活動を続ける内に力が研ぎ澄まされていきます。
ビジネス活動で使えるレベルでオリジナルストーリーを生み出す力がつけば、情報化社会の中でも燦然と輝くことができます。SNSはビジネスの主力ツールの一つです。上手く活用していきましょう。
まとめ
情報の無料化が進行する「つながりの経済」の社会の中では、独自化が繁栄の鍵になります。特に役に立つのがオリジナルストーリーを生み出す力です。好きなことの発信などから、オリジナルストーリーを生み出す力を高めていくと良いでしょう。
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LeverageShare編集部
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