Don’t think, feel 『考えるな、感じろ』
何かについて考えすぎると、それを成し遂げることは到底不可能である。
By ブルース・リー
大好きな「ブルース・リー」の言葉。僕にとってはとてつもなく深い・・・。
マイナビ主催の「ベンチャーPARK」で、「働き方を変える」という対談が行われました。この対談から見えてくるこれからの時代の生き方や考え方について、考えさせられる部分が多々あります。今回は、そんな対談の内容を交えて、これからの時代の働き方について独自の視点で考えていきたいと思います。
不確実で流動化する時代。
安定志向の強さによって守られてきた終身雇用制が崩れてもうずいぶん長い年月が経ち、社会が流動化しながら不確実になって行っているのは誰しもが気づいていますよね。
そんな中、ここ数年ではAIの技術も格段に進歩し、多くの仕事がAIにとってかわられる未来も見えてきています。いまある職業が10年後に残っているか、いまある大会社が数年後も大会社であるのかなんて、もはやだれにもわからない時代になったといっても過言ではないスピードで変化しています。
そんな時代に課せられた課題。
そんな不確実な時代。当然これまでのような常識を持ったままでは、今の時代を切り抜けていくとは難しくなってきます。というのも、対談でも触れられていましたが、不確実な時代は企業の衰退も早め、今や企業の平均寿命は10数年とも言われているからです。
そんな中、人間自体はこれからもどんどんと寿命を延ばし、80歳や90歳になるまでも元気でいられるようになっていきます。
ベストセラー「LIFE SHIFT」は100年時代の人生戦略として、大いに注目されていますね。誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。とリンダグラッドソンは提言しています。
そんな時代に突入している中で、ひとつの会社にしがみつき縋り付く生き方をしていては、会社の寿命の方が先に尽きてしまうことになってしまいます。
しかも、一つのスキルだけを誇って生きていっても、そのスキルを必要とする仕事はAIや時代のニーズによって消えてしまうのが現実的になってきました。
不確定な時代を生きていく方法
そんな中、必要なことは確実なものを求めるのではなく、不確実さに対して柔軟であるべきだと、対談では述べられています。つまり、何か一つの事を突き詰めるのではなく、いろいろなことに柔軟に対応できる自分づくりこそが必要だというのです。
対談において、それは、「野球だけができる」人材ではなく「野球もサッカーもできる」人材になろうということでもある。と表現されています。
これをビジネスの世界に投影するならば、それは、様々なスキルを身につけた人材になるということになりますよね。
そして、野球もサッカーもできる人材に必要なのが体力や運動能力であるならば、マルチスキルを身につけた人間に必要なのが「考える力」だと言えるのかもしれません。
考えて決断する生き方。
鉄則を学び、鉄則を実践し、やがて鉄則を忘れる。形を捨てた時、人は全ての形を手に入れる。
スタイルを何も持たない時、人はあらゆるスタイルを持つことになる」
By ブルース・リー
様々なスキルを身につけるには、自分が一体どういう人間で、何をしたいか、主体的に知る必要があります。そして、それを知ったうえで、そのスキルを身につけるために必要な経験を積むべく、決断し、歩き出さなければいけないわけです。
つまり、気づく力、知る力こそが考える力です。
考え、決断をし、そして実際に踏み出して経験を積む。常識によるのではなく、出会いや経験から学び、考えた自分の物差しで意思決定をして生きてゆく。それは非常に不安で勇気のいる事だけれど、この不確実な社会を生きていくためにも、果敢に挑戦しなければと、常々考えています。
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LeverageShare編集部
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