アメリカでは今や3人に1人はフリーランス。
1つの職における平均的な勤務年数は約4年
21世紀は「個の時代」になると言われています。国という大きなプラットフォームでさえ、すでに頼れない状況が露呈しています。これからは、「優秀な個人」ほど自らのセルフブランディングを武器に、影響力を発揮して、活躍する時代は、もはや時間の問題だけではないでしょうか?
それを可能にしたのがITの進化です。これまで、ビジネスを行う際、会社など一定の場所に集まる必要がありました。しかし現在は、オンラインで誰がどこにいようとも重要な会議が可能です。且つプロジェクトの進捗はチャットなどで、各自の動きを共有できるツールも揃っています。
1つの場所に皆が集まり、仕事をする。それ自体が外部との遮断を意味する、非生産的な働き方になりつつあるのではないでしょうか?
今回は、これからの時代にあったビジネスのあり方を「個人」というキーワードで考察していきます。
優秀な人材は個人で活躍する時代
ジャーナリストの佐々木俊尚さんは2009年にいち早く個の時代が到来することを予見し「仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ」を出版しています。当初は机上の空論扱いする人が多かったといいますが、2017年現在はむしろ先見性がある類まれな指摘だと賞賛する人が多いです。
事実アメリカでは3人に1人が「個人事業主」として働いているという統計結果があります。現代において、1つの会社に縛られている人よりも、個人で活躍している人のほうが、「報酬=スキル」が生命線である為、多様な知見を持ち、能力を持っている土壌を作らざるをえない環境下に置かれます。それを維持させるには、たゆまぬ努力が必要になります。
必要な時に最適の人材を集めて仕事ができる
1人の正社員を雇うことは大変ですが、個人で活動している人に必要な時だけ協力してもらい成果に応じて報酬を払うというのは意外と簡単にできます。例えばランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングで募集をかければあっという間に人材が集まります。
フリーランスが信用できないと考えている人がいるかもしれませんが、個人で活動するということは、能力がなければ淘汰されていきます。その為本当に実力のある人しか生き残れません。必要な時に最適の人材を集め、最高の商品を作り上げるということが、現代では可能になっています。
外部人材をつないで1つのプロジェクトを共有して完成まで持っていくという流れ。これは活用方法次第で、最小の労力(資金)で最大の効果(売上)を目指す企業や個人にとって、もはや重要な戦略になりつつあります。
優秀な人材ほど1つの会社にとどまらない
個の時代が到来した背景にインターネットの発達があります。優秀な個人ほど、どんどん自ら情報を発信し、外部とゆるくつながって輪を広げていきます。パソコン1台あれば仕事は可能である為、オフィスなどを構える必要もありません。
自らが得意な能力をシェアし仕事をすることは、経済的な側面だけでなく心の充足を、もたらし、奥深い豊かさにつながっていきます。このことに気づいている個人ほど、新しい体験を求めて外に出ていきます。
<過去ブログ参照>
人材の空洞化!「なぜ仕事ができる人材から会社を辞めるのか?」
多くのフリーランサーが、あえてフリーランスでいることを選ぶ理由として、会社という組織特有の政治的なストレスに深く関与しなくてよいことを挙げています。組織で働く以上、出世するにはある程度の政治力が必要です。政治が苦手で会社に飼い殺されていた優秀なプログラマー。そんな人がフリーランスになったとたん生き生きと仕事をこなし、業界の売れっ子になった、そんな例が数多くあります。
焦点になるのは雇用形態ではなく仕事ができるかできないかというシンプルな視点です。個人として活躍出来る人ほど不安定な時代を生きやすく、同時に経営する側からしても外部の個人能力を自在に活用できる方法をいち早く身につけるほど、ビジネスを効果的にすすめやすいと言えるでしょう。
企業主体から個人主体への変化
時代を読む先見力を活かし多様化の変化へ対応していくことで、事業の幅を広げることができます。日本で働いている人に拘る必要すら、もはやないでしょう。必要になれば海外に居住している人を活かして販路を海外に広げるという手法も誰でも実現可能です。その為に必要なツールはインターネットにあふれており、しかもどんどん便利になっています。
まとめ
これからの時代の流れに合わせて、柔軟に個人を活かし、事業のさらなる可能性を目指してみてはいかがでしょうか。
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LeverageShare編集部
これからは「個人」と「会社」が共に輝き成長する時代です。
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