ビジネスで成功すること、それは仕事をしている人なら誰しも求めることでしょう。しかし、ではどうするのか?と考えると、ついついアレもコレも必要に見えてきて思考がブレて結局すべてが中途半端になる。
皆さんもこのような経験はありませんか?
情報が多く、取捨選択が難しい時代、色んな事を盛って考えがちですが、実践や行動に繋がらなければ意味がありませんよね。
改めて「シンプル」に関して考える機会に迫られ、それらしき本をあさって読みながら、気付いた本質をまとめてみます。
ビジネスで成功したければ徹底して「ユーザーのニーズを追求する」
成功する為に必要な、答え、結論とは何か?
まずはこの普遍的な問いを意識して情報を集めてみました。ビジネスは、ユーザーのニーズに応える形で成り立っています。例えば良い靴が履きたいと思ったら靴屋に行きます。お腹が空けば飲食店に入ります。もしお店が1軒しかなかったら、極端な話、ユーザーはそこに行くしかないわけで、サービスの向上以外のことを考えないで済みますよね。
しかし、実際は多くのお店が溢れかえっているのが現状です。「ユーザーのニーズを追求し、応えていく」これが本来、ビジネスで最も重要なことと言えるかもしれませんが、あまりにお店が多いために、他社との差別化や独自性を目指すなど、肩に力が入った主観丸出しの発想に、目移りしやすくなってきます。
そんな意識が、「複雑化」をもたらすサインとなって浸透している企業は実に多く感じます。
なんの為に仕事をしているのか?企業の目的はなんなのか?個々の意識差が個人によって、バラバラであるがゆえに、規則やルールを必要とし、逆に「シンプル」から遠ざかり、「複雑化」している状況に、何ともジレンマを感じてしまいます。
それは自分自身に対しても言えること。いかに普段ビジネスの本質以外に気を散らしているかが改めて理解するきっかけとなりました。事業の成功は、とにかく徹底して「ユーザーのニーズを追求する姿勢を貫くこと。」シンプルながら力強い的確な努力があったか時、自ずと結果はついてきます。
会社を動かす「すごい人」とは?
成功する上で最も大事な事とは何だと思いますか?著書の中に、一緒にビジネスをする仲間にこだわる事だとあり、共感しました。「会社は人がすべてである」という考え方は昔からありますが、『シンプルに考える』においてもその重要性が説かれています。
あなたの周りにもこんな人いませんか?
「すごい人」と「偉い人」は違います。会社を動かすのは「すごい人」であり、「偉い人」ではありません。「すごい人」とは自分が「面白い」と思うものを追求し、時には空気を読まない人と表現されています。
自分が心から「面白い」と思っているからこそ、ユーザーにもその喜びが伝わるサービスを作り出すことができ、あえて空気を読まないからこそ、職場の空気感に惑わされないユーザーのニーズだけを考えたサービスを生み出せるのです。
これは、スティーブジョョブスを研究した「最強のシンプル思考」でも同じ事を伝えています。頑なにシンプルなあり方を追求するスティーブジョブスの姿勢は、製品や組織の構成からイノベーション施策、広告、小売、顧客サービスに至るまでアップルのすべてに反映されています。
実践を重ねたスティーブジョブスの姿勢こそ、最大の武器だったのではないでしょうか?
また、元LINE社長の森川亮氏の『シンプルに考える』は「何もない」環境のほうが自分を鍛えることができるとも伝えています。恵まれていないからこそ、無駄を削ぎ落として実践的な学びを深めることができ、ビジネスパーソンの自信の源になるとのメッセージです。確かに恵まれた環境化では、考える事から遠ざかります。決まった仕事の範囲外は考えても無駄だと多くの方が思うでしょう。
『シンプルに考える』を読んでいると、これまでデメリットと思われていることも、実はビジネスパーソンにとってメリットになることがよくわかると言えるでしょう。ただの机上の空論ではなく、全て著者の森川亮氏が実践を通して得た知恵を惜しげもなく公開している点も、この著者が優れている点と評価できます。
要点を抑えた説得力のある言葉の数々は最高のガソリンになります。成功するビジネスパーソンの思考と行動力を効率よく学ぶことはとても重要なことなのです。
わかりやすいからこそ、すぐに活かせる点もポイントと言えるでしょう。読むだけで行動する勇気も湧いてきます。ズレていた思考を修正し、成功する考え方に照準を合わせることができました!
まとめ
成功者は決して偶然や運で出来上がるわけではありません。中にはそのような人もいるかもしれませんが、変化の激しい現代において一発屋の成功はすぐ廃れてしまいます。身近な人物としてお笑い芸人などもそうですね。自動的に成功する人の思考法をインストールすることができれば、それだけ「知識」という引き出しが増えて、点と点が結びつき、線となります。それがさらに太くなると、ゴールへの導線となってきます。
最後に、一番大事な事!行動するかしないかはあなた次第です。
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LeverageShare編集部
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