現代経営者に必要な「能力」とは!?
「170万・・・。」
この数字が何を表しているか皆さんにはわかりますか?実は、この数字は日本における「法人数」つまり会社の数を表しています。このうちの7割は「赤字経営」に陥っているという事実があります。しかし、逆に言うと3割は「黒字経営」をしているとも取れます。
それでは、黒字経営をしている経営者はどのような「能力」を兼ね備えているのでしょうか。その1つに「マーケティング的思考」が挙げられます。デジタル環境が整った現代社会において、各部署に分散したデータやノウハウを統合し、全社一丸となって「経営戦略」を打ち出していく必要があるからです。
また、デジタルテクノロジーを使うことも大切な要素です。これを用いることにより、会社における「オペレーション」と「意思決定システム」を大きく改善することができるのです。
今後、経営レベルの管理者がどれだけ「デジタル部門」の知識とその活用法を理解しているかが大きな「鍵」となることは間違いありません。
日本におけるマーケティングの「現状」とは!?
「お客様に価値を提供してお金をいただくこと」これは私たちが忘れがちな「マーケティング」の本質です。
つまり、お客様に「何が求められているのか」という事がわからない限りはマーケティングの成功はあり得ないのです。それではどのように「お客様の求めている物」を知ることができるのか。マーケティングで日本よりも先に行っていると言われる海外を例に見ていきます。
海外では、日本ほど1つの部門が大きくありません。また、「デジタル」が各部門の「内部」に組み込まれている為、全作業が正確に分配できています。しかし、日本にではこのような状況が未だ整っていないという「現状」があるのです。その一番の原因は経営レベルに「デジタル」に通じている人材が少ないからなのです。今後、このような現状を打開するためには、「デジタル」に精通したリーダーの台頭が必要不可欠です。
「問題点」を知り、そこからビジネスチャンスを広げる!?
ここまで読んできた中で、あなたは日本が抱える「経営」の問題点はどのような点だと思いますか?それは、「デジタル」と「マーケティング」の双方を熟知した経営者が極めて少ないという点です。更に、日本企業では、両方の視点を持った人材が出世していかないという大きな「課題」があります。これは、各分野の「エキスパート」を求める古い習慣によるものだと考えられます。
しかし、今私たちに必要なことは双方の知識に精通するということだけではなく、それぞれの使い方まで熟知していなければこれからの「競争」を勝ち抜くことは非常に難しくなるでしょう。
逆に、それができるようになれば、競合他社とは異なる「視点」を持てるようになり、チャンスを広げられる可能性は非常に高いと言えます。
今、経営者は何をすべきか!?
「繋がり」
これは、今後の「経営者」にとって1つのキーワードとなります。つまり、重なり合った「セグメント」を見つけ、それらを上手に繋げることによって相互の潜在顧客にアクセスできるようになるのです。
それには、上記したように「お客様」の目線に立ち、何が求められているのかを「検証」する必要があります。そして、それらを満たす商品提案を行うにふさわしい空間や文脈、人やモノと上手く「繋がり」、ブランド提案をしていくことが必要になります。それを達成するために必要不可欠な要素は「起業化精神」と「チームワーク」なのです。
そして、経営者はデジタル業界が従来のあらゆるマーケティング手法を変えてしまうという事を強く認識する必要があると言えます。
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LeverageShare編集部
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