最近、国をあげて「新しい働き方」に対する議論が、活発化しています。そんな刺激を受けて「自分も今の仕事を続けたところで、安泰なのか」又は「変化激しい世の中で果たして今後どんな仕事が求められているのか?」これらは皆が共通して持っている想いではないでしょうか?
しかし、考えているだけでは、一向に改善しません。行動するからこそ、新たな「気づき」を得ることができ、それによって得た新たな着眼点が、今後を左右する「アイデア」となるわけです。今回は未来に先回りするシナリオを考えることで得られるメリットと、具体的な方法についてお伝えします。
端的に言えば、世の中の流れを読み、「今どの場所にいるのが最も有利なのか」を察知することができれば、少ない労力で大きなリターンを得ることができるという点が挙げられます。「どうすれば現状のやり方を効率化できるか」と考える前に、「今も本当にそれをやる価値があるのか」を優先して考える癖をつけることを勧めています。
メタップスCEO・佐藤航陽が教える『未来を先取りする思考法』
常に本質から考える
そもそも、世の中にある製品やサービスはすべて、何らかの理由や必要性があるからこそ、存在しています。しかし、時代の流れによって必要で価値あるものだったとしても、不必要ななものになってしまいます。
まずは、なぜ価値があったのか考慮したうえで、そのヒントを先人に学ぶことができます。どんな必要性を満たすために生まれ、どのような経緯を経て衰退したのか?製品やサービスそのものの知識だけでなく、歴史をふまえて理解することで、生み出す方法、時代の流れに乗るための変化や解決方法などが見えてきます。
ニーズによって生み出された時は最新でも、時間が経つと必ず古いものになってしまいます。バージョンアップなのか、続編としての新しいものなのか、撤退なのか…。その歴史をたどることで、様々なヒントを得ることができるわけです。
テクノロジーの進化と可能性を常に考える
未来の変化を予測する際に有効な補助線となるのが、テクノロジーの知識です。得たい情報を収集し、進化の度合いを確認できる状況は、今後の自分は何をしていけばいいのか?何が価値ある行動か?それらを見極めるために、非常に有効な道筋になりえます。未来のシナリオに、デジタル進化の動向はもはや不可欠です。気になるサービスを見極めて、そこからヒントを得ながら、シナリオを考える手法は、デジタルとの連動で、人材や資金の面からも極めて、有効で、効率的です。
リソースを揃えてチャンスを掴もう!
まず、アクションを起こす前に、必要な資金、スキル、人脈などの最低条件を揃えましょう。資源は補充できなければ遅かれ早かれ、なくなります。実現可能な仕事であったとしても、リソースがなければ成功を勝ち取ることはできません。自分が持っているリソースを把握して、適切なタイミングが訪れるまでに、足りない条件を揃えておきます。そして、チャンスが来た時に一気に攻められるように態勢を整えておくことがとても大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。やみくもに動きまわるのではなく、成功するための「思考」と「行動」を身に着けることで、おのずと結果も、次なるアイデアも副次的についてくるようになってきます。是非シナリオをまずは考え、「行動」のハードルを下げてから、チャンスに向かって戦略的に動き出すことで大分リスクは最小限に抑えられます。
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LeverageShare編集部
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