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これまでの常識を覆し成果を生み出す!新しい組織のカタチ「ティール型組織」とは?




トップダウン型マネジメント組織はもはや限界。ダイバーシティ(多様性)を生かす組織へ


「日本で数少ない「ユニコーン企業」時価総額1000億(有望な非上場企業)」日米合わせて5000万ダウンロード・・・?
世界で注目されているベンチャー企業「メルカリ」、その「メルカリ」が目指す組織体制として注目されている次世代の組織体制が、今回テーマの「ティール型組織」


これまでの常識を覆す新しい働き方を後押しする「ティール型」組織とは何か?
「ユニクロ」対「メルカリ」で連想しながら読み進めて頂ければ、すんごくイメージできるかと思います。


(ちなみに、最近「ビジネスモデル」をビジュアライズして1枚にまとめたりしています・・・。)
<メルカリ版どうぞご参考に>


日本は「人口減少」という大きな問題に直面しています。マーケットが小さくなり、労働力も減ってきています。そのため、その社会変化に対応できるような組織が必然的に求められつつあります。そんな中、従来の組織論から一戦を画す新たなマネジメント形態として「ティール組織」に関心が集まっています。今回は今注目の「ティール型組織」について詳しく探ってみました。

「ティール型組織」が注目されている理由


ティール組織が注目されている大きな理由は、これまで正解だと考えられてきたマネジメント方法が、成果をあげていても実は大いなる副作用をはらんでいる、ということを指摘している点にあります。

ティール組織について解説した書籍として日本語版が2018年1月に出版された『Reinventing Organizations』が有名です。この本の中で、ティール組織に対して、現在多くの企業が採用している従来の組織形態は「達成型組織」と表現されています。

達成型組織では、「油断をするとあっという間に顧客が離れて倒産するぞ」というような恐れによるマネジメントが推奨されています。また、肩書や階級制度が導入されていることが特徴的です。

これまでは当たり前のことと考えられてきました。しかし、ティール組織という考え方が登場した現在では、従来の達成型組織の在り方だと、上位の方が偉く下位の方が力劣っているという前提のもと、エゴが生まれて疲弊を加速させる副作用があることが証明されはじめています。皆さんも実感として感じている部分ではないでしょうか?

変化を起こし続けられる組織として、トップに依存しないティール組織が着目


ティール型組織は達成型組織とは真逆です。達成型組織は自社が生き残ることを目的とし成果や危機感を煽って社員を突き動かしているのに対し、ティール型組織は自社の存在目的を明確化し社員は存在目的に貢献できるかどうか?という観点から能力を引き出せるようにアプローチします。

また、肩書などによるトップダウン型の意思決定は極力排除します。ティール型組織では、アイディアを無理にジャッジせず、実験的に展開しシェアしながら、助言をベースに拡大していくプロセスを取ります。結果、多くの人との交流を通じて社員間の信頼関係が育まれ、多様なバックボーンを持った人達が力を発揮する環境下におかれます。

従来の組織は、自社の業績にのみ注目していますが、ティール型組織は社員の気持ちに寄り添います。社員がありのままの自分を見せても傷つけられることなく受け入れられる環境が整っている為、部分最適になる事なく、全体最適の広い視点で課題の本質を見極めることが可能になります。

ティール型組織は実現できるのか?


良い点ばかり並べるとティール型組織はとても素晴らしいものであるように思えます。しかし本当に実現できるの?と疑問に感じる方もいるでしょう。実のところ、『Reinventing Organizations』でも、ティール型組織として完璧に機能している理想的な組織は紹介されていません。しかし、ティール型組織の一部または複数の要素を採用して、ティール型組織を実現しつつある組織は数多く紹介されています。

近年は変化のスピードが早いですよね。フリーランスが一般的になったように、働き方もどんどん変わってきています。しかし、組織論に関しては、従来型の達成型組織の在り方が未だに正解とされており、働き方改革とのギャップが生じているのが現状です。これまで良いと考えられてきたマネジメント手法が、実は社員を疲弊されているとしたら、新しいマネジメント方法を採用することはごくごく自然な流れであると思います。

冒頭でお伝えした「メルカリ」然り、日本企業においても、ティール型組織採用の動きは見え始めています。もともと八百万の神々を信じる世界観を持つ日本では、ティール型組織を実現する素養はあるのではと実感しています。変化激しい時代において、戦略・戦術が変わったら、やるべき人の運用体制・組織の在り方自体を変えることは当然の流れではないでしょうか?

まとめ


従来の達成型組織とは別のティール型組織という考え方が登場し、マネジメント論において革命が起きています。既存の組織の在り方に違和感を少しでも感じている方は、ティール型組織についてまずは理解を深めてみることをオススメします。今後益々注目、採用されるであろう「ティール型組織」について、やりがいや、新しい働き方の土台となれば、そもそも管理職など必要なくなる日もそう遠くはないように思えますね。
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LeverageShare編集部

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